皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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「歯間ブラシ」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、実際に毎日のケアに取り入れている方はまだまだ少ないかもしれません。今回は、「歯間ブラシ」について、役割や使い方、選び方などをわかりやすく解説します。
歯間ブラシとは?どんなときに使うの?
歯間ブラシは、歯と歯の間(歯間)にできる汚れを落とすための専用ブラシです。細いワイヤーの先に小さなブラシがついており、その部分を歯のすき間に通して使います。歯ブラシでは届かない部分にたまるプラーク(歯垢)や食べカスをしっかり除去できるのが最大のメリットです。特に下記のような方におすすめです。
✔️歯と歯の間にすき間がある方
✔️歯周病や歯肉炎のケアをしたい方
✔️ブリッジやインプラントを使っている方
✔️歯列矯正治療中で、装置周囲の清掃が必要な方
フロスとの違いは?
「フロスも歯間ブラシも似たようなものでは?」と感じる方も多いのですが、用途には明確な違いがあります。
フロス | 歯間ブラシ |
糸状 | ブラシ状 |
狭い歯間に適している | 広い歯間に適している |
健康な歯ぐき向け | 歯周病やすき間がある方向け |
使用には少しコツがいる | 比較的扱いやすい |
「歯と歯の間がしっかり閉じている人」にはフロス、「すき間がある人」には歯間ブラシが合っているといえます。もちろん、状態によっては両方を使い分けるのが理想的です。
歯間ブラシの正しい使い方
使い方はとてもシンプルですが、正しい方法で使うことで効果がより高まります。鏡の前で目視で確認しながら使うのが安心です。歯ぐきを傷つけないよう、ゆっくり挿入し、無理に押し込まず、斜め45度程度の角度でやさしく通しましょう。2〜3回前後にやさしく動かし、ゴシゴシと強くこすらないよう注意してください。歯間ブラシは使い捨てではありませんが、大体1週間〜10日に1回の頻度で定期的な交換が必要です。
サイズ選びがとても重要
歯間ブラシには複数のサイズがあります。大きすぎると歯ぐきを傷つけ、小さすぎると汚れが落としきれません。自分に合ったサイズを見つけるには、歯科医院で診てもらうのがおすすめです。間違ったサイズで使っていると、「歯間ブラシは痛い」「出血するから怖い」といったマイナスな印象になってしまいがちです。
歯間ブラシを使うことで得られる効果
歯間ブラシを毎日のケアに取り入れると、下記のような効果が期待できます。
①歯周病の予防と進行を抑える
歯周ポケット周囲のプラーク除去に最適です。
②口臭の軽減
食べカスや汚れを除去することで、ニオイの原因の減少につながります。
③ブリッジ・インプラントの清掃
歯ブラシでは届かない構造の周囲も効率よくケアできます。
④虫歯の予防
とくに歯と歯の間にできる虫歯を防げます。
効果を実感するためには、「継続すること」がなにより大切です。最初は慣れなくても、数日続けることで自然と習慣になっていきます。
まとめ
歯間ブラシを「なんとなく使ったことがない」「使い方が不安」という方も、ぜひ一度、歯科医院でのアドバイスを受けながら始めてみてください。当院では、患者さまのお口の状態に合わせて最適な歯間ブラシのサイズ・使い方を丁寧にご案内しております。お気軽にご相談ください。
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