皆さん、こんにちは。

岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。

私の自己紹介はこちらをご覧下さい。

https://zmt-dc.com/staff/nakatani/

今回は、ノンクラスプデンチャーについてご紹介します。

むし歯や歯周病などにより歯を失った場合には歯を補う治療が必要で、その方法の一つが入れ歯です。上下いずれかのすべての歯を失った場合に使われる「総入れ歯」と、一部の歯を失った場合に使われる「部分入れ歯」があります。今回ご紹介するノンクラスプデンチャーは、部分入れ歯の一種です。

 

ノンクラスプデンチャーとは

部分入れ歯は、残っている歯に「クラスプ」とよばれるバネ(留め金)をひっかけることで安定させます。保険診療で作製する部分入れ歯ではクラスプは金属で作られますが、見た目が悪いこと、バネをかける歯に負担がかかることなどがデメリットとして挙げられます。「ノンクラスプデンチャー」は、その名の通り「クラスプのない入れ歯」のことです。金属のバネを使用せず、入れ歯の粘膜部分に使われるのと同じ樹脂で歯を支えられるような形状を作ります。ノンクラスプデンチャーは健康保険の適用ができないため、自費診療となります。

 

ノンクラスプデンチャーのメリット

ノンクラスプデンチャーには、次に挙げるようなメリットがあります。

 

・金属のバネがないため、審美性が高いこと

・金属を使わない分軽くて柔らかいため、入れ歯をいれたときの違和感が比較的少ない

・金属アレルギーの心配がない

・入れ歯を支える歯への負担が少ない

 

ノンクラスプデンチャーを検討する際の注意点

メリットも多いノンクラスプデンチャーですが、気をつけたい点もあります。

 

・金属に比べると強度はやや劣るため、定期的(2~3年毎)に再作製が必要

・一部分が壊れたときに修理や調整ができないことがある

・適応を誤ると、顎堤の異常吸収や支台歯の移動などのリスクがある

 

まとめ

今回はノンクラスプデンチャーについてご紹介しました。

見た目の美しさから近年ご希望される方も増えてきましたが、全ての症例でノンクラスプデンチャーが適応できるとは限りません。ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科は24時間予約を受け付けています。

予約はこちらからお願いします。

https://www.genifix.jp/zmt-dc-caa/