皆さん、こんにちは。

岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。

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親知らずの抜歯は絶対に必要?

親知らずは絶対に抜歯が必要なわけではありません。場合によっては、親知らずを残しておくと役に立ちます。例えば、 親知らずを残しておけば、将来入れ歯やブリッジの土台にしたり、別の歯が悪くなってしまった時に移植したりすることができます。 また、欧米人のように口が大きく、上下の親知らずが正常に生えて噛み合っている場合は何も問題ありません。

 

しかし、日本人の多くは、スペースがしっかり確保されていない場所に無理やり生えてきていることがほとんどです。満員電車に無理やり乗っている乗客のようなイメージです。そのため、虫歯になったり、周囲の歯肉が腫れてしまったりすることが多く、抜歯が必要な可能性が高いです。

 

そもそも痛くなってから抜くのでは遅く、痛くなった時には親知らずと一緒に周囲の歯も抜かなくてはいけないこともあります。また、歯がぼろぼろになってしまうと抜歯がとても困難になります。そういったことを踏まえて、虫歯になる前に予防的に抜歯を行う場合もあります。

 

残す場合のリスクもありますので、治療を開始する前に歯科医師とよく話し合って抜くかそのままにするかを決定しましょう。

 

親知らずの抜歯に関する よくある質問

Q.右の親知らずを抜歯したら、左右のバランスをとるために左の親知らずも抜歯する必要がありますか?

 

A.全くそんな必要はありません。上の親知らずを抜いた場合も、バランスのために下の親知らずを抜く必要はありません。

 

Q.親知らずが生えてくると歯並びが悪くなるって本当ですか?

 

A.昔は、「親知らずで手前の歯がおされて歯並びが悪くなる」と一部の歯科医の間で言われていました。しかし、多くの論文やレポートでそのようなことはないと報告されています。

 

Q親知らずの移植はできますか?

 

A.可能かどうかは、移植する親知らずと移植される側の歯根の形や状態などによって決まります。保険外診療となりますので、まずは歯科医師に相談しましょう。

 

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