皆様、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科、歯科助手兼トリートメントコーディネーターの廣田絵海です。
じわじわと気温が上がってきましたね。
熱中症にならいように気を付けてください。
今回は、歯科医院に行くタイミングについて書いていきます。
むし歯や歯周病はどの段階で歯医者に行けばよいのでしょうか?
代表的な病気であるむし歯や歯周病は、風邪などの体調不良と違って少し様子を見てからというのはお勧めしません。
というのは、歯医者に行かなきゃ!と思い始めた段階で様子を見ていても良くなったり治ったりすることはないからです。
初期のむし歯は歯垢(プラーク)から出る酸によって歯からミネラルが溶けだします。
表面からわずかに内側の密度が低くなった状態で、歯に穴があく手前の段階です。
そうなると歯の表面に艶がなくなり、歯の表面が白く濁ったり薄茶色に見えるといった特徴が出てきますが痛みはないので気づきにくのです。
次に軽度のむし歯は、エナメル質が溶けて歯に穴があき、黒く見えることもあります。
それでも痛みはほとんどない場合が多く、冷たい飲食物がしみたり、食べ物が引っかかるようになったなど異変に気付きやすくなります。
つまり、異変に気付いて歯科を受診しようと思った時には中度のむし歯になっている場合が多いということになります。
さらに進行すると歯の大部分が溶けてしまいズキズキしたり激しい痛みを伴う重度のむし歯になってしまいます。
歯周病はどうでしょうか?
初期段階ではブラッシングやお口のケアで回復させることも可能ですが、この初期段階ではむし歯同様自覚症状はほとんどありません。
痛みや歯のぐらつき、膿が出るなどの症状が出てから歯科を受診する時点では歯周病もまた進んでいるということになります。
痛みやその他の自覚症状があればすぐに歯医者へ行った方が良いですし、もう少し早いうちにお水がしみる、歯の表面が白く濁る、歯茎から出血するといった少しの変化に気付いたときに診てもらえば、痛みも少なく治療期間も短くて済みます。
自分でチェックして、自覚症状がないうちにむし歯や歯周病を見つけることは難しいかもしれません。
歯科医院では3か月や6か月に一度くらいのペースで、定期的にお口所状態をみてもらえるので、初期段階でお口の問題を見つけてもらうことができます。
それに加えてお口の中のクリーニングや、ブラッシングの指導を受けることで、お口をよりよい状態に保つことができます。
歯科医院に行くのは痛くなった時ではなく、少しの異変に気付いた時に変えてみましょう。
さらにできるなら、お口と体の健康のために定期健診で歯科を受診することをおすすめします。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科は24時間予約を受け付けています。
しばらく歯科医院を受診していない場合は、気軽に検診受けて下さい。
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