皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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小学生で虫歯にかかったことがある子どもは年々減少してきていますが、一方で唇を閉じることが苦手な子どもや口で呼吸している児童が年々増えていくことが予想されています。今回は、まだ聞き慣れない「口腔機能発達不全症」について詳しく解説していきます。お子さんに該当する症状がないか、ぜひ確認してみてください。

口腔機能発達不全症とは?

口腔機能発達不全症は、先天性の疾患などがない子どもにもかかわらず、食べる・話す・呼吸などの機能が十分に発達していなかったり、正常な機能を獲得できていなかったりする状態を指しています。該当する場合は、歯科や耳鼻科などにかかることが必要です。

食べる機能不全

「食べる」ことは、食べ物を認識して、口へ運び、咀嚼し、舌で丸めて飲み込むという流れで行っています。これをスムーズに行うことができない場合、お口の中に原因がある可能性があります。

話す機能不全

「話す」ことにおいて、正しい発音をすることは、おおよそ5〜6歳頃にできるようになると言われています。特にカ・サ・タ・ナ・ラの各行の音が正しく発音できていない場合は、歯科、耳鼻科、両方の目線で原因を探る必要があるでしょう。

呼吸機能不全

「鼻呼吸」は、身体にとって適切な呼吸方法です。一方、吸う息が口を通る「口呼吸」は、歯科にとって良くない問題が多く生じます。例えば、歯列の乱れ、顔面の形態異常、虫歯の誘発、歯周病のリスクなどです。

上でお伝えした機能不全は、本人は異常なこととして認識していないことが多いです。お子さんではなく親御さんが気づく必要があります。ぜひ、お子さんのお口周りの様子を、気にかけてあげてください。一生涯にわたる健康な口の土台づくりは、生まれてから大人になるまでがとても大切です。お口の中の健康は、全身の健康に影響を及ぼします。お子さんの口の中の環境は成長によって大きく変化しますが、切れ目なくサポートをしていくことが大切です。そのために、もかかりつけ歯科医院を作って、定期的に検診を受けることが大切です。

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