皆さん、こんにちは。

岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。

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虫歯の治療を始めるとき、削られるのか、抜かれるのか、違うことをされるのか、ドキドキしますよね。実は、虫歯の治療法は3つだけなんです。今回は、虫歯の進行段階を合わせて治療法を解説します。

 

虫歯の治療方法3つ

《その1 削って詰め物をする》

もっとも軽い治療方法は、削って詰め物をすることです。初期段階の虫歯であれば、この方法だけで治療を完了できます。

 

《その2 神経を抜いて被せ物をする》

歯を削った上で歯の内部の神経を抜いて、被せ物をします。神経を抜くには歯に大きな穴を開ける必要があり、麻酔の注射をすることも多いです。歯の治療が苦手な方は、この状態になる前に歯科医院へ行きましょう。

 

《その3 抜歯をする》

虫歯治療の最後の手段が、抜歯です。虫歯に神経まで侵されている状態です。特に永久歯は、乳歯よりも抜歯をする時にずっと大きな負荷がかかります。ここまで悪化する前に、歯科医院へ行きましょう。

 

虫歯の進行段階と治療法

虫歯の進行段階は、C0〜C4とと5段階で表します。歯科医院で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

《C0 初期の虫歯》

虫歯の細菌が出している酸によって、脱灰(歯が溶けること)が進行している状態です。歯の見た目に変化はほぼなく、気づける方はほとんどいません。脱灰の進行を食い止めるには、歯の再石灰化(歯の質を再生すること)が必要です。唾液をよく出すことを心がけ、フッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。

 

《C1 エナメル質が虫歯》

歯の表面のエナメル質が虫歯になっている状態です。痛みはほぼないので、治療中に麻酔が使われることは少ないです。見た目も黒っぽくなるため、虫歯に気がつく方も出てきます。虫歯の部分を削って詰め物をする治療を行います。

 

《C2 象牙質が虫歯》

エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯になっている状態です。冷たいものが歯にしみるなど自覚症状が出てくるので、虫歯に気がつく方も多いです。また、歯もはっきりと黒ずんできます。C1と同様に、虫歯の部分を削って詰め物をする治療を行います。

 

《C3 神経まで侵される虫歯》

象牙質の内側にある神経まで虫歯になっている状態です。継続して、強い痛みがあります。神経には血管が通っているので、一部の神経が虫歯菌に侵されると神経全体がすぐに悪くなってしまいます。そのため、神経を抜いて被せ物をする治療を行います。神経を抜いてしまうと歯が脆くなるので、虫歯はC2までに治療を行いましょう。

 

《C4 歯が残らない虫歯》

歯の根っこの部分まで侵されている、虫歯の最終段階の状態です。この状態で放置してしまうと歯茎や隣り合う歯にまで悪影響を与えてしまうので、抜歯を行います。抜歯に伴い、入れ歯・ブリッジ・インプラントなど人工の歯を入れる治療が必要です。そのため、C3までの段階よりも治療費もずっとかかってしまいます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。虫歯は出来る限り早く歯科医院で治療することが大切です。そのためにも、定期的に歯科検診を行うことをおすすめします。

 

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