みなさん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科、歯科助手兼トリートメントコーディネーターの廣田絵海です。
トリートメントコーディネーターとは何?と思った方は下記もご覧下さい
皆さんは口で呼吸していませんか?
ちゃんと鼻で呼吸できていますか?
実は日本人の半数以上が口呼吸をしており、小学生以下では8割にもなると言われています。
以下の項目で当てはまるものがあれば口呼吸になっている可能性があります。
セルフチェックしてみましょう。
・無意識のうちに口が半開きになっている
・口内炎ができやすい
・歯並びが悪い
・鼻がつまりやすい
・唇が乾燥しやすい
・朝起きた時のどが痛い
・風邪をひきやすい
・いびきをよくかく
・口臭が気になる
・口がネバネバする
まずはできるだけ鼻呼吸を意識しましょう!
口呼吸を指摘された経験はありますか?気づくと口がポカンと開いていたなんてことはありませんか?
そんな経験のある方は注意が必要です。自覚なく口呼吸をしているうちに実は様々なリスクにさらされています。
口で呼吸しているな…と気づいたら、できるだけ意識して鼻で呼吸をすように努力してみましょう。
もし鼻などに問題があって口呼吸になっている場合は、是非専門の病院を受診して状況を改善できるようにしてみてください。
鼻呼吸と口呼吸の違いは何かわかりますか?
花呼吸のメリットについてご紹介します。
まず呼吸は本来鼻でするものです。
鼻で呼吸すると鼻毛や粘膜、粘膜にある繊毛によって空気中の汚れを取り除いてくれます。
例えば空気中に漂っているゴミやほこり、花粉やウィルス・菌などが体内に入らないように防いでくれます。
有害な物質は鼻水や痰として体の外へ出してくれます。
鼻は天然の空気清浄機のような働きによって、きれいな空気を肺に送っています。
空気が一度鼻腔を通ることで、外からの冷たい空気が温められ、さらに湿度を含んだ空気になって体内を循環します。
ウィルスやばい菌は乾燥に強く、湿気に弱い特徴があります。
鼻呼吸で加湿されることにより菌の侵入を抑えることもできます。
口呼吸のデメリット
◆病気のリスクが上がる
口呼吸は鼻呼吸と違って空気が加湿されることなく、冷えていて乾燥したまま気道へ送られます。
乾燥した空気が通ることで、病気の原因となるウィルスを含んだ外気が、喉の粘膜に影響しやすい環境になります。
口呼吸によって口からウィルスが入りやすい状態になるので風邪をひきやすくなり、免疫も低下してしまいます。
また口腔内も乾燥しやすくなるので、お口の中のトラブルや喉の炎症につながります。
◆お口の中のトラブルを起こしやすい
お口の中は本来唾液によって常に湿った状態になっていますが、口呼吸をすることでお口の中が乾燥してしまします。
口の中が乾燥すると実は様々な細菌が元気に活動するようになります。
口の中には数億以上の細菌がいますが、それらが唾液による殺菌効果が減ることで活動を活発にしてしまいます。
その結果、むし歯や歯周病といったお口の中のトラブルが起こりやすくなってしまいます。
それ以外にも、歯ぐきの炎症や口内炎なども引き起こしてしまいます。
◆口臭の原因になる
口で呼吸することでお口の中が乾燥してしまい、唾液が出にくくなります。
唾液の分泌量が減るとお口の中がネバネバしたり、むし歯や歯周病などになりやすい状態になります。
◆睡眠を妨げる
口を開けて寝ると舌が喉に落ちて気道を塞いでしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因になることがあります。
また喉を圧迫することで、いびきをかきやすくなってしまいます。
質の良い睡眠が取れないことで集中力が低下したり、日中ボーっとしてしまうこともあります。
◆歯並びや顔の形にも影響する
いつも口が開いた状態なので、舌を喉の奥に引き込む筋力を鍛えることができません。
そのため舌が前歯を押してしまうことで歯並びを悪くする力がかかったり、顎の成長にも影響するので歯並びが悪くなる原因になります。
また表情筋を鍛えることができず、小じわが増えたり筋肉のたるみや二重顎などお顔全体の引き締まりがなくなります。
口呼吸から鼻呼吸にするためにできること
病院を受診する
鼻炎などにより鼻呼吸が困難な場合は、耳鼻咽喉科で治療を受けましょう。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などであれば、自力では鼻呼吸ができません。
炎症を抑えて鼻呼吸をしやすい状況を整えてあげることが必要です。
唇テープ
鼻の機能的には問題がなくても、無意識に口呼吸をしてしまうという場合には、例えば市販の唇テープを使うこともできます。
これは就寝時に唇が開かないようにとめておくテープです。物理的に口を閉じるようにして、鼻呼吸を促す方法です。
マウスピースを使う
睡眠時無呼吸症候群の場合は、その治療用のマウスピースを作りましょう。
寝ている間に上下の歯をマウスピースで固定して、口が大きく開かないようにするものです。
マウスピースの厚みによって唇が少々開きますが、鼻呼吸の割合を多くすることができます。
意識して鼻で呼吸をすることが大切です。
最初は少し苦しくても、使っているうちに楽になってくるはずです。
口は本来、栄養を摂取するための器官で、呼吸をするための器官ではありません。
鼻炎など何らかの病気場ある場合には、専門の医療機関を受診してみましょう。
改善することができるはずです。
口呼吸ではなく、鼻呼吸ができるようになれば、全身に良い影響を与えることになります。
口呼吸を更に知りたい方はこちらから。
https://jfir.jp/mouth-breathing/
ざいもくちょう歯科では、子供から大人まで幅広く治療しております。
お口のことで気になる事は24時間予約できますので、お気軽に相談ください。