皆さん、こんにちは
岩手県盛岡市にある、ざいもくちょう歯科院長の中谷寛之です。
私の自己紹介はこちらをご覧下さい。
新型コロナウイルス感染症、勢いが落ち着いてきましたね。
週末の人出も少し増えてきたようです。
しかし、油断することなく、感染対策をしていきますので、安心して来院下さい。
当院の感染対策はこちらをご覧下さい。
さて今回は、バイオフィルムについて、お話しします。
バイオフィルムというと難しく聞こえますが、簡単に言うと「ぬめり」のことです。
洗面所や台所、お風呂場など、水を使用するところには、ぬめりが出来ますよね。
あれが、バイオフィルムです。
お口の中も唾液などで濡れているので、バイオフィルムが出来てしまいます。
皆さんの中には、歯科医院で歯の掃除をしてもらって、ツルツルになったと感じたことはないでしょうか?
それが、バイオフィルムの正体です。
バイオフィルムは、細菌が作り出す目には見えない薄い膜状のもので、歯にへばりついています。
バイオフィルムが完成してしまうと、そこに細菌達が付着しやすい状態となります。
汚れも付きやすく、落としにくくなるため、歯石が出来やすくなってしまいます。
バイオフィルムが完成すると、毎日の歯みがきでは落とすことが出来なくなってしまします。
そのため、歯科医院で専用の器具を用いて除去することが必要です。
また、バイオフィルムに付着した細菌は病原性が高くなることも報告されています。
放置すればするほど、お口の環境は悪い方向へ向かってしまいますので、定期的な除去をオススメします。
ざいもくちょう歯科では、定期健診の間隔は3ヶ月を基本としています。
この理由として、バイオフィルムが3ヶ月くらいで完全に完成してしまうことがあります。
早い段階で、バイオフィルムを落とすことで、お口の環境を悪化させないようにして欲しいと考えています。
塵も積もれば山となる
ことわざにもあるように、放置する時間が長くなればなるほど、歯を支える骨へのダーメージガ大きくなります。
歯周病で失った骨は元に戻すことは基本的には出来ません。
むし歯や歯周病はかなり進行してから、症状が出てきます。
進行した歯周病を治療するのに、時間も回数もかかってきますし、治療費もかかります。
年に4回の定期健診をする事で、歯周病からお口の守ることが出来るのです。
私が治療することがない事こそ、究極のお口の健康ではないでしょうか?
皆さんも、お口の中に不具合がないからといって、油断することなく、歯科医院で健診を受けて下さい。
何か見つかるかもしれませんよ。
ざいもくちょう歯科では、24時間診療の予約を受けつけています。
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