皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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院長紹介

歯周病とは、歯を支えている歯ぐきや骨が、細菌による感染によって炎症を起こし、徐々に破壊されていく病気です。初期の段階ではほとんど痛みがなく、気づかないうちに進行してしまうのが大きな特徴です。進行すると歯ぐきが腫れたり出血しやすくなり、最終的には歯がぐらつき、抜け落ちてしまうこともあります。虫歯と並ぶお口の中の代表的な病気ですが、実は歯を失う原因としては歯周病のほうが多いともいわれています。今回は、歯周病とはどのような病気かについてご紹介します。

世界中で多くの人が悩む歯周病

歯周病は、日本だけでなく世界中で非常に多くの人がかかっている病気です。世界的にみると、成人の多くが何らかの歯周病の兆候を持っているとされ、重度の歯周病に限っても数億人規模にのぼると考えられています。特に年齢とともに罹患率は高くなり、高齢化が進む現代社会においては、歯周病はますます身近な健康問題となっています。

日本における歯周病の現状

日本でも歯周病は非常に身近な病気です。厚生労働省の歯科疾患実態調査などから、成人の多くが歯周病、もしくはその予備軍であることが分かっています。自覚症状が少ないため、「自分は大丈夫」と思っている方でも、歯科医院で検査をすると歯周病が見つかるケースは珍しくありません。特に30代以降から徐々に増え始め、40代・50代では多くの方が何らかの歯周トラブルを抱えているといわれています。

歯周病の主な原因は歯垢と細菌

歯周病の最大の原因は、歯の表面や歯と歯ぐきの境目にたまる歯垢(プラーク)です。歯垢は食べかすではなく、細菌のかたまりであり、その中には歯周病の原因となる細菌が多く含まれています。毎日の歯みがきで十分に取り除けないと、歯垢は歯石へと変わり、さらに細菌が増えやすい環境をつくってしまいます。この状態が続くことで、歯ぐきに炎症が起こり、歯周病が進行していきます。

生活習慣や全身状態も関係する

歯周病は、単に歯みがき不足だけで起こるものではありません。喫煙、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどの生活習慣も、歯周病を悪化させる大きな要因です。また、糖尿病などの全身疾患がある場合、歯周病が進行しやすくなることも知られています。近年では、歯周病と全身の健康との関係も注目されており、お口の健康を守ることが全身の健康維持にもつながると考えられています。

早期発見と予防がとても大切

歯周病は進行してしまうと、元の健康な状態に完全に戻すことが難しい病気です。しかし、早期に発見し、適切なケアを行うことで、進行を抑え、長く自分の歯を保つことが可能です。毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的な検診やクリーニングを受けることが、歯周病予防の大きなポイントとなります。

まとめ

歯周病は、世界中で多くの人がかかっている非常に身近な病気であり、日本でも成人の多くが影響を受けています。自覚症状が少ないからこそ、知らないうちに進行してしまう点が大きな怖さです。気になる症状がなくても、ぜひ一度歯科医院でチェックを受けてみましょう。

当院では、歯周病の進行状況に応じた治療を行っております。歯周病は自覚症状が出にくく、「気づいたときには大きく進行していた」というケースも珍しくありません。自覚症状がなくても、定期的な通院が将来の歯を守る大きな一歩になります。気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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