皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
私の自己紹介はこちらをご覧下さい。
今年の夏は暑かったですね。
私も先月の末は少し夏バテ気味でした。
さて今回は、前回の私が書いた話の続きです。
前回の記事はこちらからご覧下さい。
前回の記事で、実は歯の接触がしていたのに気づいた方もいらっしゃるかもしれません。
歯の接触に気づいたらどの様にすれば良いのでしょうか?
当たり前ですが、歯を接触させないようにすれば良いのです。
「それが出来たら、歯科医院に行かないよ」となりますよね。
私自身もTCH(歯列接触癖)がありますので、接触させないことがどれだけ難しいか理解しています。
先日、かぶせ物を作るために仮歯を入れた患者様に「凄い異物感がある」と言われました。
そして、「先生はかぶせ物入れたことある?私の気持ち分かります?」とも言われました。
私の口の中には、恥ずかしながらかぶせ物が杯いています。
ですが、違和感を感じたことが有りません。
何が言いたいかというと、同じ状態でも感じ方は人それぞれ違うということです。
上下の歯が接触していても、それを違和感と感じる人もいれば、接触しているのが当たり前だと感じている人もいるのです。
ですので、私が患者様にいつも行っているのは、無理矢理上下の歯を離そうとしないで下さい。
無理に離そうとすると、かなりのストレスになります。
ですので、上下の歯が接触しているのに気づいたら離すようにすれば良いのです。
歯の接触が起きているときは何かに集中していることが多いです。
パソコンで作業している、勉強している、スマホを見ているなど、日常で普通にしている事が多くあります。
上下の歯が接触しているときの力はそれほど強くないですが、「塵も積もれば山となる」ということわざにあるように長時間力が加わると前回の記事にあるような症状が出てきます。
ですので、上下の歯が接触しているのに気づいたら、作業を止めれる状況であれば休憩をいれて背伸びをしたり、深呼吸したりしてみましょう。
これまでに歯に掛かっていた力をリセットすることが重要となります。
気づいたら離すを繰り返していくことで、徐々に上下の歯が離れているのに慣れてくると思います。
人によっては、何年と行っていた事をすぐに治すのは難しいと思います。
上下の歯が接触しているのは悪いわけではなく、気づいたら離すという意識が大切になってきます。
それから、仕事場や自宅で、15分以上いる場所にはポストイットなどを貼っておき、そこに「上下の歯を接触させないように」と書いておくのも有効です。
ポストイットが貼っておくのが恥ずかしいという方は自分だけに分かるシールなどでも良いと思います。
また、パソコン作業が多い方は、目線を上にするためにモニターの位置を上げるようにするのも有効です。
スマホを見るときもそうですが、下を向くと正面を向くよりも上下の歯が接触しやすくなります。
TCHは、自分自身の気付きで改善することが出来ます。
ですが、簡単なようで難しいのです。
ぜひ、歯科医院で相談して下さい。
TCHの第一人者のHPはこちらからご覧下さい。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科は24時間予約を受け付けています。
予約はこちらからお願いします。
https://www.genifix.jp/zmt-dc-caa/