こんにちは。ざいもくちょう歯科 歯科衛生士の大柏朱里です。

私の自己紹介はこちらをご覧下さい。

大柏 朱里

少しずつ朝の気温が下がってきました。

寒暖差が大きいと体調を崩しやすくなります。

お口にもその変化が出てくることもありますので、お気をつけ下さい

 

今回も前回に続き『口腔機能低下症』についてお話したいと思います。

前回は、『口腔機能低下症』の原因についてお話しました。

お口の機能が弱ってくることは、全身が弱ってくることに直結し、日常生活に支障をきたしてしまいかねません。

もし、少しでも気になることがある場合はどうすればよいのでしょうか。

そこで大切になってくるのが、歯科医院で行える『口腔機能低下症』の検査です。

ちょっとでも気になるようでしたら、ぜひかかりつけの歯科医院で検査を受けましょう!

『口腔機能低下症』の症状は多岐にわたりトータルにとらえる必要があるため、検査もさまざまな項目で確認していきます。

今回は、どんな検査をするのか簡単にご紹介していきたいと思います。

 

 

まず1つ目、口の中の衛生状態をチェックしていきます。

〔舌苔]とよばれる、舌の表面からはがれた垢の付いている面積を測ります。

次は、口の中がどれくらい乾燥しているのかをチェックします。口腔水分計という機械で湿り気を測定します。

3つ目は、嚙む力を測定。残っている歯の本数で計算します。

4つ目は、舌や口唇の運動機能をみるために[パ]、[タ]、[カ]を発声して数をチェックしていきます。

皆さん、声を出すのが少し恥ずかしいとお話しされますが回数でチェックしますので大きな声でぜひお願いしたいです(^^♪

5つ目は、舌圧と呼ばれる、舌と上あごとの間に作られる圧力を測ります。

これが低下すると、食べ物を舌で上手く送り込めなくなるからです。特殊な風船を使い、測定します。

6つ目は、咀嚼機能の検査です。

特殊なグミをつかい、食べ物が上手に噛めているのかを調べます。

当院の患者様は、ここで初めてグミを噛んだという方も多く楽しんで検査されています。

そして最後に、飲み込みの検査。

うまく食べ物を飲み込めるか、飲み込みに時間がかかっていないかどうかを問診票でチェックしていきます。

この7つの検査のうち、3つ以上に問題があるようであれば、『口腔機能低下症』の診断がつきます。

問題があった項目を、トレーニングなどして半年後の検査に備えます。

3つ以下の場合は、7つの検査を年に1回行い経過をチェックしていきます。

 

年齢とともに避けることが難しい『口腔機能低下症』。

少しでも怪しいと感じたら、検査を行いチェックしていくことをおすすめします。

更に詳しい口腔機能低下症についてはこちらをご覧下さい。

https://www.gerodontology.jp/committee/001190.shtml

 

ざいもくちょう歯科では、50歳以上の方は、保険で7つの検査を行うことができます。

気になる方は、遠慮なくスタッフまでお話下さい(^^)

ざいもくちょう歯科では口腔機能低下症の検査も含めて、お口の健康を長く保っていきたいと考えています。

24時間予約を受け付けております。

詳しくはこちらまで。

https://www.genifix.jp/zmt-dc-caa/