こんにちは、ざいもくちょう歯科、歯科助手の中野彩香です。今回は私が担当します。

 

本日の話はこちらです

 

~歯科医院で使う麻酔の話~

麻酔の針を刺すときの小さな痛みを消す!

 

ざいもくちょう歯科の麻酔の取り組みはこちらから

https://zmt-dc.com/about_office/point/

 

表面麻酔

局所麻酔の一種で、歯茎に塗り、その表面を麻痺させて痛みを消します。

歯の痛みを消すことはできませんが、注射のチクッとする痛みを消すことができ、

また麻酔薬を注入したときのズーンとする鈍い痛みや違和感をやわらげます。

注射が苦手な人は「表面麻酔をしてください」と治療前にお伝えください。

麻酔薬が唾液で流れないように、お口の中にガーゼやロールコットンを入れてブロックし、

乾かした歯茎に塗った麻酔薬が垂れないように数分待つと効いてきます。

 

 

麻酔刺入技術

ざいもくちょう歯科では、ご希望の患者様は上記の表面麻酔を行います。

ですが、表面麻酔をしなくても、ほとんど針の刺入時の痛みを最小限にする工夫をしています。

まずは、刺入する針をできる限り細い物を使用しています。

歯科で使用する針は、血液検査で行う物より細い針を使用しています。

次に刺入時に唇やホッペタを引っ張ってピンと伸ばしておくことです。

これにより引っ張っている時の痛みとピンとなっている状態で刺すために痛みをほとんど感じません。

最後は、注入するときの速度をできる限りゆっくりにします。

ざいもくちょう歯科では、電動の注射器を用いていますので、人の感覚では出来ないくらいにゆっくり注入を起こっています。

当院で使用している麻酔器はこちら

https://www.dental-plaza.com/article/niproject2/feature/

これらのことを行うことにより、患者様からは痛くなかったと言われることが良くありますので、

安心して麻酔を受けて頂けると思います。

 

浸潤麻酔

虫歯・歯周病の治療や抜歯を行う時

いわゆる「歯医者さんの麻酔」です。

局所麻酔の一種で、麻痺させたい箇所に近い歯茎から麻酔薬を注入します。

歯科医院でいちばん多く使われている麻酔法で、虫歯治療に、歯周病治療にとさまざまな場面で登場します。

「浸潤」麻酔と呼ぶのは、注入された麻酔薬が歯を支えている骨(歯槽骨)に染み通り、歯の神経に届いて効き目を発揮するからです。

歯槽骨の表面は皮質骨といって硬いのですが、その内面は海綿骨と呼ばれる粗い軽石のような骨の仕組みになっています。

注射して数分すると麻酔薬はここを通って歯の神経へと到達し、歯の範囲に効いてきます。

 

伝達麻酔

親知らずの抜歯や痛みの激しい神経の治療に

伝達麻酔は、枝分かれした小さな神経に効かせる局所的な麻酔ではなく、神経の支流の太い神経の末端までドンと広範囲に効きます。

この麻酔しっかりと効果がでます。

主に下顎の親知らずの抜歯や虫歯が大きく神経を取らなくてはいけなくなった場合で、浸潤麻酔では効果が出にくい場合に用いられます。

また、一度に広範囲の処置をする場合や、浸潤麻酔だけでは効かない患者さんにも用いることもあります。

ここで注意したいのが伝達麻酔の注射は長く効くので、治療終了後もしばらくはしびれが続きます。

また舌や唇も一緒にしびれてしまいます。

ご不便でしょうが、麻酔が切れるまでしばらくの辛抱をお願いします。

周りにある筋肉が針で少し傷つくことがあり、口を開けにくくなることがたまにあります。

通常1~2日で治りますので、ご心配いりません。

 

麻酔といってもいくつか種類がありますが、歯の治療は痛みが伴うことが少なくありません。

患者様が安心して治療出来るように配慮していきますので、よろしくお願い致します。