皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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院長紹介

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歯科治療を受けるとき、患者様が最初に思い浮かべるのは歯科医師だと思いますが、実は治療に欠かせない
重要な役割を担うのが「歯科技工士」です。
本記事では、歯科技工士の仕事内容やその役割、求められるスキルについて詳しくご紹介します。

 歯科技工士の主な仕事内容

歯科技工士は、歯科治療で使う様々な補綴物(ほてつぶつ)を製作することが主な仕事です。具体的には下記
のような作業が含まれます。

・歯の修復物の製作(詰め物、かぶせ物)

虫歯や歯の欠けが起こった場合、歯科医師は修復が必要な部位の治療をしますが、歯科技工士は、歯科医師
から指示を受けて、詰め物やかぶせ物を製作します。インレー(詰め物)、クラウン(かぶせ物)などが代表的な
製作物で、歯科技工士は患者様にぴったり合ったものを作り上げます。

・入れ歯や義歯の製作

歯科技工士は、患者様の口の型を取り、その人に合った入れ歯を作成します。入れ歯には、部分入れ歯や総入
れ歯などがありますが、どれも精密な作業が求められます。患者様が快適に使用できるように調整するため、
歯科技工士は細かな作業を行います。

・インプラントの上部構造の製作

インプラント治療は、歯が失われた部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。歯科技工士は、インプラントの上部構造である人工歯を製作します。

・矯正器具の製作

歯科矯正治療に必要な矯正器具の製作も歯科技工士の仕事です。例えば、ブレースやリテーナーなどがあげ
られますが、これらの器具は、患者様の歯並びや顎の状態に合わせて作られるため、歯科技工士が細かい調
整を行います。

歯科技工士の仕事の流れ

歯科技工士の仕事の流れは大まかに以下のようになります。

①歯科医師との連携と患者の口腔状態の確認

歯科医師は治療計画を立て、歯科技工士に必要な情報を渡します。この段階では、どのような補綴物を作る
か、使用する素材は何か、患者様の状態に合わせた治療法など、詳細な指示が行われます。

②歯型の採取と設計

歯科医師が患者様の口内をチェックし、歯型を取ります。この型を元に、歯科技工士は補綴物の設計を行います。正確な型取りが必要で、これが治療の精度に大きく影響します。

③材料選びと加工

歯科技工士は、使用する材料を慎重に選びます。金属、セラミック、樹脂など、さまざまな素材があり、それぞれの特徴や患者様のニーズに合った材料を選びます。その後、選んだ材料を加工して、補綴物を作り上げます。

④最終的な調整とフィッティング

補綴物が完成したら、歯科医師と一緒に最終的な調整を行います。完成した補綴物が患者様にぴったり合うよ
うに仕上げることが、歯科技工士の最終的な仕事です。

歯科技工士に求められるスキルと知識

歯科技工士には、高い精密作業能力が求められます。手先が器用であり、細かい作業を長時間行う集中力が
必要です。また、歯科技工士は歯科の知識や解剖学を深く理解していなければなりません。歯の構造や顎の動
き、歯科治療の流れについての知識がないと、適切な補綴物を作ることはできません。さらに、歯科医療は日々
進化しているため、新しい素材や技術が登場する中で、歯科技工士は常に最新の情報を取り入れ、技術を磨く
必要があります。

まとめ

歯科技工士は、歯科治療において大変重要な役割を担っています。歯科技工士と歯科医師の連携と協力は治
療の成功には欠かせません。歯科治療は、さまざまな人たちの協力があって完成するものなのです。
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