こんにちは!
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科、歯科衛生士の岩舘です。
さて、マスク生活も長くなっていましたが、
皆さんは口臭について悩んだことはありませんか?
お口のにおいが気になった際、多くの方は歯磨きをすると思います。間違ったケアではないですが、一緒に舌の状態も確認してみてください。
鏡に映る舌に白っぽい汚れはついていませんか??
舌についている汚れを「舌苔(ぜったい)」といいます。
こちらもご覧下さい。
https://clinica.lion.co.jp/oralcare/kousyu.htm
今回の歯の豆知識では舌苔とは何か、原因、簡単な除去方法について紹介していきます。
口臭に悩んでいる方是非参考にしてみてください!
- 舌苔って何?
舌の上に白く苔のようについている状態より、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれています。
舌苔とは舌の表面に溜まった細菌の塊です。
舌の表面は凸凹しているので、そこに食べ物のカスや唾液の成分、細菌、お口の中の皮膚がはがれた垢などが溜まってつくられます。
舌苔は病気ではありませんが、口臭の原因とされますので、定期的に取り除くようにしましょう。
- 舌苔のできる原因は??
舌苔ができる原因として以下6つの理由を紹介していきます。
*清掃不良
先ほどお話ししたように、舌苔を作るのは食べ物のカスや唾液の成分、細菌、お口の中の皮膚がはがれた垢です。歯と同様に舌も清掃しないと汚れが溜まっていきます。
*唾液分泌量の減少(乾燥)
唾液には口の中の保湿や保護する役割や、お口の中の汚れや細菌を洗い流す役割もあります。唾液の出る量が減り、口の中が乾燥すると、細菌が増えやすい状態になります。
*口呼吸
口呼吸をしているとお口の中が乾燥した状態になります。乾燥した状態だと唾液の循環が悪くなり唾液分泌の減少につながっていきます。
*舌の形
食べかすや細菌、カスなどは舌の凸凹に付着します。舌の凸凹が深いと、それだけ舌苔が溜まりやすくなります。
*舌の位置
舌の正しい位置は上顎に舌先が付いている状態です。しかし口呼吸であったり、舌の筋肉が弱まっていると舌の位置が低くなります。舌が低い位置にあると、舌が上顎と擦れたり、唾液で洗い流したりすることも少ないので、舌苔が付きやすくなります。
*抗生物質の影響
抗生物質やステロイド剤の長期服薬によって、口腔内細菌が変わってしまいます。服薬によっては、黒毛舌(こうもうぜつ)という黒い舌苔が付着する原因になることがあります。
- 舌苔の除去
舌苔の取り除き方や注意点について紹介していきます。
*舌清掃
舌の清掃には専用の舌ブラシがあります。また柔らかい歯ブラシを使用して舌の清掃を行いましょう
ブラシの動かし方は舌の奥から手前に動かしていきます。
舌は柔らかくデリケートな組織ですので優しく軽い力で行ってください。たくさん見げく必要はないので、1回3~4回を目安に行いましょう。
また、1日に何度も舌清掃を行ってしまうと、舌の粘膜を傷つけたりする可能性がありますので、一日一回をお勧めします。
磨いた後に少し白いのが残っていても、磨いた後の舌苔は健康な状態です。口臭の原因になっていることはほとんどないので、頑張って取り切ろうとする必要はありません。無理に取ると、舌が傷つき、汚れが溜まりやすい状態になり、さらに口臭を悪化させるといわれています。
- まとめ
舌苔が付いてしまうことは問題ではありません。
しかし、舌苔が原因で口臭に悩むことは避けていきたいですよね。
長い間放置していた舌苔は一回の清掃ではきれいになりません。
毎日舌の清掃をすることで、舌苔が取れやすくなります。
口臭予防のため、舌を正しい方法で清掃しましょう。
まずは鏡で舌の状態を確認してみてください!
ざいもくちょう歯科では口臭のお悩み、舌の異常など様々なことに適切に治療いたします。
24時間予約を受け付けておりますので、お気軽に相談ください。
予約はこちらからお願いします。