皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科、院長の中谷寛之です。
私のプロフィールはこちらをご覧下さい。
朝晩は少し寒いくらいの気温になってきました。
少し前の猛暑は何処にいったのでしょうか?
先日は診療室のエアコンの故障で、ご迷惑をおかけしました。
完全復活しましたので、快適過ごしてもらえると思います。
さて本日は、歯科医院に通う理由についておはなししたいと思います。
前回の歯周病と重なる部分もありますが、最後まで読んで下さい。
理由は全部で5つあります。
1.歯周病の治療が糖尿病の改善に役立つこと
2.歯周病が認知症の進行に関与していること
この2つは前回のブログに書いてあるので、そちらをご覧下さい。
3.キレイなお口は感染症予防の基本
高齢者の命を奪い続ける 誤嚥性肺炎。
肺炎は、細菌やウイルスが肺の奥 にある肺胞に入り込み、そこで繁殖 して炎症を起こす病気です。
一方、誤嚥性肺炎は、唾液や飲食物に含まれる細菌が誤って肺に入り込み、そこで繁殖して肺炎を起こします。
唾液や飲食物は、ふつうなら食道に入って胃に行くのですが、 空気の通り道である気道に誤って入り込んでしまうのです。
加齢によりのどわまりの筋肉が衰えた高齢の方がかかる事が多く、死因の第6位となっています。
誤嚥性肺炎の予防には、歯科衛生 士さんなどの専門家による口腔ケアが有効であることが、複数の研究から明らかになっています。
お口のなか、つまり唾液に含まれる細菌が減れば、誤嚥が起こっても肺炎につながる危険性が減るためです。
予防には、歯医者さんで定期的に お口をクリーニングしてもらうのに加えて、自分自身の歯みがきをレベルアップしていくことが大切になります。
https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=11
4.歯の数が少ないほど寝たきりになりやすくなる
健康で長生きしたいというのは、 言い換えれば「寝たきりにならずに暮らしたい」ということだと思います。
寝たきりになるリスクと、お口に残っている歯の本数と関係があるのでしょうか?
福 岡県のある町の住民を対象とした研究の結果です。
要介護状態の高齢者とそうでない高齢者各人に対し要介護状態になった原因疾患、治療歴、生活習慣、要介護期間、そして残 っている歯の本数について聞き取り調査を行ったものです。
結果は、「歯が10本未満の人は寝たきりになるリスクが15倍になる」というものでした。
凄い結果ですよね。
今は大丈夫と思わずに、将来の健康なお口を作るために今から、歯科医院を受診して下さい。
5.予防の方法を教えてもらえる
歯みがきだって 「正しいフォーム」がある!
「歯みがきなんて、教えてもらわな くても大丈夫です」。
そう考えるか たもいらっしゃるかもしれませんね。
ですが意外と奥が深いのが歯みが きです。
人によって歯並びは千差万別、あごの大きさ、歯の重なり具合も 違いますし、手先の器用さ、みがくときの癖、力の入れ具合も異なります 。
利き手側の歯の頭側にみがき残しが 多かったり、奥歯の裏側にプラシが届いていなかったり。
力が入りすぎ て歯ぐきを傷めてしまっていることもあります。
野球やゴルフのスイングのように、 歯みがきにも「正しいフォーム」があります。
それも、その人その人に合った適切なフォームがあります。
歯医者さんでお口を診てもらって、 歯科衛生士から、あなたにあったみがきかたのを受けましょう。
1回教わってたりではなく、定期的に フォームが崩れていないか見守ってもらうのも大事です。
どんなに歯科医院で、歯を綺麗にしてもらっても、食事をすれば汚れは付いてしまいます。
自分でキレイにする事が必要になってきます。
歯科医院での清掃と毎日の歯ブラシを組み合わせて、お口の健康を保っていきましょう。
ざいもくちょう歯科では、定期健診に力を入れています。
歯科衛生士を担当制にしていますので、継続的にお口の健康をサポートしていきます。
一生美味しく食事が出来るお口の環境を作るにはこれからの歯科医院との関わり方が大切です。
ざいもくちょう歯科では、24時間予約を受け付けています。
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