
皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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「歯の表面に白い斑点ができている」「前歯にだけ白く濁った部分がある」などの経験はありませんか?このような歯の白い斑点は「ホワイトスポット」と呼ばれる症状で、虫歯や歯の形成異常などが原因で現れることがあります。今回は、ホワイトスポットについて詳しくお話しします。
ホワイトスポットはなぜできるのか?
ホワイトスポットとは、歯の表面に現れる白濁や白い斑点のことを指します。主な原因は次の4つに分けられます。
ホワイトスポットとは、歯の表面に現れる白濁や白い斑点のことを指します。主な原因は次の4つに分けられます。
- 初期虫歯(脱灰)
歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンが溶け出し、再石灰化が追いつかないと白濁が起こります。これは「初期の虫歯」のサインで、放置すると進行して穴があくこともあります。
- エナメル質形成不全
歯が作られる時期に栄養不足や病気、薬の影響などで正常にエナメル質が形成されないと、表面に白い斑点や濁りが出ます。生まれつきの場合もあります。
- フッ素症
幼少期に過剰なフッ素を摂取した場合、エナメル質に白い縞模様や斑点が残ることがあります。軽度であれば健康面に問題はありませんが、見た目が気になる場合があります。
- 矯正治療後の影響
矯正装置を装着していた部分はプラークが残りやすく、歯の表面が脱灰してホワイトスポットが現れることがあります。
ホワイトスポットの主な症状
①見た目の変化
前歯など目立つ部分に出ることが多く、審美的な悩みにつながります。
②歯の健康状態への影響
初期虫歯が原因の場合、冷たいものや甘いものがしみることがあります。進行すると、穴があき虫歯として治療が必要になることもあります。
③範囲や濃さの違い
小さな点状で済む場合もあれば、歯全体が白く濁ることもあります。原因によって見え方はさまざまです。
ホワイトスポットの改善方法
原因や状態によって、治療法は異なります。
- 再石灰化を促すケア
初期の脱灰によるホワイトスポットは、フッ素塗布やMIペーストで再石灰化を促すことで改善が期待できます。
- アイコン治療(浸透性レジン治療)
虫歯になりかけのエナメル質にレジンを浸透させて、白い濁りを目立たなくする方法です。削らずに済むため、近年注目されています。
- ホワイトニング
歯全体を明るくすることで、ホワイトスポットとのコントラストを弱め、目立ちにくくする効果があります。ただし、逆に斑点が強調される場合もあるため、歯科医師の判断が必要です。
- 審美歯科治療
重度の場合は、ラミネートベニアやコンポジットレジン修復で表面を整える方法も選択肢に入ります。
ホワイトスポットを予防するためにできること
原因によって完全に防ぐのが難しい場合もありますが、下記のような習慣が予防につながります。
✔️毎日の正しい歯みがき
✔️フッ素入り歯みがき剤の使用
✔️バランスのよい食生活
✔️定期検診とクリーニング
✔️矯正治療中のケア
まとめ
ホワイトスポットは、単なる「歯の白い斑点」ではなく、歯の健康状態を示す重要なサインです。原因や状態によって治療法はさまざまですが、早期に対応すれば削らずに改善できるケースもあります。
当院では、ホワイトスポットの原因に合わせた最適な治療と、再発を防ぐための予防指導を行っております。歯の白い斑点が気になる方や、見た目に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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