皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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虫歯や歯の欠けを治す際に行う治療のひとつに「コンポジットレジン修復」があります。メリットが多いことから多くの歯科医院で取り入れられていますが、今回はコンポジットレジン修復の特徴や流れについて、わかりやすくご紹介します。
コンポジットレジン修復とは?
コンポジットレジンとは、歯科用のプラスチックにセラミックの微粒子を混ぜ合わせた修復材料のことを指します。色調が天然の歯に近いため、見た目が自然に仕上がるのが大きな特徴です。虫歯治療だけでなく、前歯の欠けや小さな隙間を埋める場合など、幅広いケースに用いられています。金属の詰め物や被せ物に比べ、歯を削る量が少なくて済むため、歯をなるべく残したい方に適しています。
コンポジットレジン修復を適応できるケース
主な適応症は以下のとおりです。
● 小さな虫歯(C1~C2初期)
歯の表面や象牙質の浅い部分にとどまる虫歯
● 歯の欠け
転倒や食事中に歯が小さく欠けてしまった場合
● すきっ歯の改善(軽度)
軽度の前歯の隙間が気になる場合
大きな虫歯や噛み合わせの力が強くかかる部分には不向きなことがあります。
コンポジットレジン修復の治療の流れ
治療は基本的に1回で終わることが多く、通院回数が少なく済むのもメリットです。一般的な流れをみてみましょう。
①虫歯部分の除去
虫歯の部分だけを最小限削ります。必要に応じて麻酔を使用し、痛みを感じにくくします。
②接着処理
レジンをしっかり歯に密着させるために、接着剤を塗布します。
③レジンの充填・光照射
やわらかい状態のレジンを詰め、光を当てて硬化させます。複数回に分けて少しずつ充填することで、強度を高めます。
④形態修正・研磨
噛み合わせを確認しながら形を整え、最後に表面を磨いて仕上げます。
処置時間は症例によりますが、30分〜1時間程度で終了するケースがほとんどです。
コンポジットレジン修復のメリット
● 見た目が自然
天然の歯に近い色調のため、口を開けたときに詰め物が目立ちません。特に前歯の治療では大きな利点となります。
● 歯を削る量が少ない
金属の詰め物に比べ、虫歯部分だけを取り除く最小限の処置で済むことが多く、歯を守ることにつながります。
● 即日で完了
型取りや技工物の製作が不要なため、その日のうちに治療が完了します。
● 金属アレルギーの心配がない
レジンはメタルフリーの材料なので、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
コンポジットレジン修復のデメリット・注意点
●長年使用していると 変色着色の可能性がある
● 金属やセラミックに比べると耐久性がやや劣る
● 経年的な摩耗
まとめ
コンポジットレジン修復は、自然な見た目と歯を削る量の少なさが魅力の治療法です。小さな虫歯や歯の欠け、前歯の隙間の改善などに対応でき、治療も短時間で終わるため、多くの患者様に選ばれています。
ただし、大きな虫歯や強い力がかかる部位には適さない場合もあるため、歯科医師と相談しながら基最適な方法を選ぶことが大切です。「自分の場合はどんな方法が合うのか知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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