皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科の院長、中谷 寛之です。
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金属アレルギーは、身近な金属や合金に対する免疫反応であり、歯科治療を受ける際も問題となることがあります。本記事では、金属アレルギーの概要や歯科治療における影響や対策について詳しく説明します。
金属アレルギーとは？
金属アレルギーは、特定の金属や金属合金に対する過敏反応のことです。一般的に、金属アレルギーは免疫系が異物と認識して反応を起こし、なんらかの症状が出ます。金属アレルギーの主な原因としては、ニッケル、クロム、コバルトなどの金属が挙げられます。
金属アレルギーの症状
金属アレルギーの初期症状として、皮膚に炎症やかゆみ、発疹が現れることがあります。アクセサリーや時計などの金属製品との接触が原因で皮膚が赤く腫れることがあります。また、口腔内での金属アレルギー反応は、口内炎や舌の炎症、口唇のかゆみなどがあります。重度の金属アレルギーでは、全身に影響を及ぼすことがあります。頭痛、めまい、消化器系の不調などが見られる場合もあります。
金属アレルギーの診断方法
診断方法として主に下記のような手段が用いられます。
①パッチテスト
皮膚に接触する金属アレルギーを診断する主要な方法の一つです。特定の金属を含むパッチを貼り、数日後に反応を確認します。
②血液検査
金属に対する抗体やアレルギー反応を検査するための方法です。特定の金属に対する免疫反応を評価します。
金属アレルギーが歯科治療に与える影響
金属アレルギーの患者様にとって、金属を含む歯科修復物が問題となることがあります。例えば、銀歯などもそのひとつです。金属アレルギーを持つ患者様が金属修復物を用いると、アレルギー反応が起こり、口内炎や過敏反応、長期的には歯肉の退縮や炎症を引き起こす可能性があります。
金属アレルギー対応の歯科治療法
金属アレルギーを持つ患者様は、金属を含まないメタルフリーの材料がおすすめです。例えば、ジルコニアやe-max（イーマックス）などのセラミック系の素材などです。セラミック系の素材はメタルフリーなだけでなく、天然歯に近い見た目を提供し、高い耐久性を誇ります。
金属アレルギー患者のための予防策
金属アレルギーの有無を事前に確認することが重要です。パッチテストや血液検査を通じて、金属アレルギーのリスクを知りましょう。リスクを共有し、適切な治療計画を立てて治療後も定期的なメンテナンスが重要です。
まとめ
金属アレルギーは、歯科治療を受けるにあたって影響を及ぼすことがあり、適切な素材選択や予防策が必要です。事前に歯科医師に相談し、安全かつ効果的な治療を受けましょう。
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