皆さん、こんにちは。
岩手県盛岡市にあるざいもくちょう歯科、歯科衛生士の大柏です。
南の方では、桜が開花したというニュースがありましたが、盛岡は大雪になったりと春はまだ先のようですね。
また、先日の地震の被害があった方には、お見舞い申し上げます。
ざいもくちょう歯科では、幸い被害はありませんでしたので、通常通り診療していますので、安心して通院下さい。
今回の歯の豆知識は、子供達のお家での歯みがきについてお話したいと思います。
皆さんは、ご自身が何歳まで仕上げ磨きをしてもらっていたか覚えていますか?
私自身もそうですが、大体の方が覚えていないと思います。
それくらい小さい年齢の時に、仕上げ磨きを卒業している方が多いということです。
実際、仕上げ磨きははっきり何歳までと決められていません。
しかし、当院の院長を始め歯医者さんの多くは10~12歳くらいまでは仕上げ磨きを推奨しています。
それは、なぜでしょうか。理由は大きく2つあります。
まず、1つ目は自分自身では歯みがきが不十分だからです。
大人の方で、歯科医院に来る前にしっかり歯みがきをしてもメンテナンスをうけた際、磨き残しを指摘されたことがある方は多いのではないでしょうか。
それくらい歯磨きは、難しいのです。
子供の場合、大人に比べるとまだまだ手先が不器用です。
器用な子でも、テレビなど他のことに興味がいってしまい集中できず汚れがきちんと落ちていないことが多いのです。
そして2つめは、萌えたての永久歯はむし歯になりやすいからです。
萌えたばかりの永久歯は、乳歯よりは丈夫ですが象牙質がまだ軟らかいため、むし歯になりやすく進行しやすいのです。
また、6歳以降は混合歯列期といい乳歯と永久歯が混合していて歯磨きが難しい時期です。
6歳ころに第一大臼歯が萌え始め、12歳ころに第二大臼歯が萌え始めます。
どちらも、萌え始めの頃は背が低いため歯並びがでこぼこして磨きにくくなります。
そのため、むし歯のリスクが上がるのです。
この2つの理由から、10~12歳ころまで家族が仕上げ磨きした方が良いと言われているのです。
仕上げ磨きをしてもらう子供の環境や気持ちもありますが、健康なお口の状態を保つためにも家族の協力をお願いしたいです。
難しい場合は、寝る前だけでも仕上げ磨きをおすすめします。
(睡眠中は唾液の分泌が減るので、菌が繁殖しやすいため)
仕上げ磨きをどうすればいいか分からなかったり、上手に歯磨きが出来ない場合は来院した際お気軽にお話しください。
当院で受けるプロメンテナンスと併用して、お家での仕上げ磨き(セルフケア)もお子さんと楽しみながら行っていきましょう(^^)
ざいもくちょう歯科では、子供から大人までお口の健康を守るお手伝いをしています。
お口の悩みや不安は何時でもご相談下さい。
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