こんこんにちは
ざいもくちょう歯科、歯科助手の中野彩香です。
暑い日が続いていますが、皆さん体調は崩していませんか?
マスク生活で苦しくなったり、熱中症になることもありますので、お気をつけ下さい。
今回の歯の豆知識は、患者様からよく相談されることが多い、顎関節症についてお話していきたいと思います。
皆さんの中には、口を開けるときに音が鳴る、口が開けづらい、大きく口を開けると痛いなど顎関節に伴う症状で困っている方はいませんか?
口が開きづらいと、話をする時や、トレーニング、部活の練習、特にご飯を食べる時など生活の中の様々な場面で支障が沢山でてきますよね。
では、顎関節症にはどの様な症状があるのでしょうか?
顎関節症は口を開けたり、閉じたりするときに顎関節周辺の筋肉や顎関節に局在する痛みのことをいいます。
下顎の運動の制限や、下顎を動かした時に左右の顎の動きがズレてしまう症状、顎の関節の雑音が主な症状となっています。
顎関節についてはこちらもご覧下さい。
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index04.html
顎関節症の原因には、大きく分けて筋肉によるものと関節によるものの二つに分けられます。大きく分けて5つに分類されています。
1.咀嚼筋障害
咀嚼筋の活動の異常により生じる筋肉の代謝異常が原因で、筋肉の緊張、顎を運動させたときに痛みが生じるもの。
2.関節包 靭帯障害
顎関節は上顎の骨と下顎の骨とが、関節円板というクッションの動きをしてくれる組織を介し、その周りを筋肉で覆われて、支えられています。その関節円板や、関節全体、関節を支えられている組織に、顎を動かした時に痛みが出るもの。
.3関節円板障害
頭の骨と下顎の骨の間にあり、クッションの役割をしてくれている節円板の位置の異常、変性を主な病変としたもの。
4.変形性顎関節症
顎関節の痛み、開口障害、関節雑音の少なくともいずれかの症状がみられ、画像診断により、骨の携帯変化が確認されたもの。
5.上記の4つに該当しないもの
ここから、診査、診断をしていき、顎関節症のタイプ別に適切な治療へと移っていきます。
治療方法について
治療としては、生活習慣の見直しや悪い癖の改善を行います。また、口を開けたり、閉じたりする開口訓練を行います。
これだけでも、症状が改善することは多くあります。
運動療法としてはお口を開けるのに作用する筋肉は顎のまわりに大きく4つ存在しています。その中でも耳の前に位置する筋肉があります。マッサージではこの耳の前の筋肉をほぐし、マッサージすることで筋肉の
緊張がほぐれお口が開けやすくなると考えられます。お口を閉じて歯を食いしばると耳の前の筋肉に力が入り、筋肉が張ります。次に少しだけお口を開けると窪む筋肉があります。ここに外側翼突筋が存在しており、ここの筋肉の窪みを円を描くように刺激してあげることにより、外側翼突筋がほぐれますので、この方法でマッサージをしてみましょう。
口が開かない場合は、その場で、口が開くように関節を動かします。文章で説明するのは難しいですが、ひっかかりを取る治療法になります。
また、原因の一つに夜寝ているときの喰いしばりや歯ぎしりがあります。
このような場合には、就寝時にマウスピースを装着することがあります。これによって、喰いしばりや歯ぎしりがなくなるわけではありませんが、顎関節にかかる負担を減らすことが出来ます。これによって、症状が改善していきます。
新生活や季節の変わり目で体調を崩しやすくなったり、自分でも知らず知らずの間に疲れが溜まっていた、ストレスを感じていることもあるかと思います。
もし、上記のような症状がございましたらお気軽にお問合せください。
ざいもくちょう歯科では、24時間受付可能です。
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