こんにちは、ざいもくちょう歯科院長の中谷寛之です。

晴れた日は岩手山が見える良い季節になってきました。

私は旭橋から見る岩手山が好きですね。

皆さんのオススメスポットがあれば教えて下さい。

歯の豆知識シリーズ、今回は歯を失った後の治療法についてお伝えします。

 

 

残念ながら歯を失った場合の治療法にはいくつかあります。

大きく分けると二種類です。

残った歯を削る治療法か、なるべく削らない方法です。

 

まずは歯を削る治療法についてですが、これはブリッジという治療法になります。

歯がない部分の前後にある歯を削り、つないだ物を入れることで補う治療法です。

違和感がなく、食事を取ることが可能です。

しかし、治療を行うために、健康な歯を削る必要があります。

失った歯の分まで前後の歯で力を負担することになり、場合によっては歯のダメージが大きくなることがあります。

また、装着する材料によっては再治療する方法までの期間が短くなる可能性もあります。

 

 

続いては、残った歯をなるべく削らない方法です。

これには部分入れ歯とインプラントがあります。

部分入れ歯は、失った歯の前後の歯にバネを掛けて補う方法です。

歯をほとんど削らない反面、人によっては違和感が強く食事や会話に移送が出る場合があります。

また、食事の後は外して清掃を行って頂く事も必要になります。

これにより、外出先での行動に制限がかかることもあります。

 

インプラントは歯を失った部分に人工の歯根を埋め込む治療方法です。

この治療方法は残った歯を全く治療しません。

このため、残った歯の寿命を延ばすことが出来ます。

違和感も全くなく、食事会話を楽しむことが出来ます。

見た目もセラミックによる治療を行うため、自然な仕上がりになります。

しかし、外科治療を行いますので、体に傷つけることになります。

全身状態や残っている骨の状態等の検査が必要になります。

当院のインプラント治療についてはこちらをご覧下さい

https://zmt-dc.com/treatment/implant/

動画をご覧になりたい方はこちらからどうぞ

https://youtu.be/fGcVlkqdAeU

 

奥歯に限定されますが、親知らずがある場合は、失った部分に移植する治療法があります。

これは、自分の歯を移植するため、免疫反応を気にすること無く行うことが出来ます。

ただし、親知らずがキレイに抜歯できること、抜歯をした原因がむし歯であること、残っている骨が充分ある事などの条件があります。

さらに、生存率はインプラントより劣ると言われていますので、将来的に再治療が必要になる場合があります。

 

将来は、歯の再生が行われる時代が来るかもしれません。

歯髄バンクという方法がありますが、現実的にはまだまだ活用できるものではないと思います。

現時点での治療方法で100点満点の方法はありません。

一番の治療方法は、歯を失わないことだと思います。

そのためには、毎日の歯みがきと歯科医院での定期健診は必ず必要です。

お口の中は、目で見ることが可能です。

定期健診を続けて、一生美味しく食事が出来るお口の状態を保ちましょう。

ざいもくちょう歯科は、皆さんのお口の健康をサポートしていきます。